相続をスムーズにするには

弁護士法72条において、相続での遺族間の争いや遺産分割についての調停・交渉・裁判といった行為は弁護士のみ取り扱うことが出来る、と定められています。司法書士や行政書士が対処出来ない事柄もありますので、相続をスムーズに進めるためには専門の弁護士に相談することが最善となります。
遺産相続問題を弁護士に相談することは、以下のメリットがあげられます。
・相続についての多くの手続きを一手に引き受けてくれる
長い人生の中で相続の経験は、そう何度もすることではありません。遺言書が発見された時の検認手続き、どんな財産がどれだけあるのか、相続人となるのは誰なのか、相続出来る土地を分割要求されている、遺留分の請求方法、生前の借金への対処法など、実際に相続の場面に遭遇してみないと、どんなことをしなければならないのかということが多く存在します。現状把握をするだけでも大変な労力が要り、さらにその正しい対処法を調べなくてはなりません。専門の弁護士に相談することにより、これらの手間を省くことが出来ます。
・遺言書の作成や保管に関してミスが無くなる
法定相続分とは異なる割合で相続人に分配したい、相続適用外の人物に相続させたい、遺産を相続させたくない相続人を指定したい、死後に揉め事を起こさないための対策を希望など、遺産分割について特別な希望がある場合において、法律に則った書き方のみが有効となりますので、弁護士に依頼することにより正しい遺言書の書き方や保管方法も助言してくれます。被相続人の意思に基づき、親族間トラブルが起こらないような、法的に有効である遺言書の作成をしてくれます。

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